
「ウェストも細いし、全体的に細身なのに足だけが太い!」
そんなあなたは、ひょっとしたらやってはいけない習慣が身についてしまっているかもしれません。
この記事では、やってはいけない5つの習慣についてお話します。心当たりがある点を改善すれば、美脚へと近づくこと間違いナシです。
やってはいけない5つの習慣とは?
その1 歩き方
忙しいときはついつい足早になってしまうもの。
でも、早足は良くないって知っていました?
足に負担がかかってしまい、血流が悪くなり、老廃物がたまりやすくなる・・・。また、負荷がかかることで筋肉がついてしまい、ふくらはぎも太くなってしまいます。
結果として、足が太くなってしまうんですね。
そのほかにも、
- 前のめりに猫背で歩く
- ヤンキーのように足をひきずるようにして歩く
- どすどすと乱暴に歩く
などなど、独特の歩き方をしていると、血行が悪くなってしまいます。
美しい姿勢で歩くだけでも、足は自然と痩せてきますし、綺麗な歩き方をしている女性って美しいですよね。
歩き方って自分ではわかりにくいですから、鏡でチェックしたり、周りの知人に聞いてみたり、街中のガラスに映った自分を見てみたり。
そうして、なるべくきれいな歩き方をするように心がけてみましょう。
とはいえ、モデル歩きはオススメしません。
モデル歩きをしてしまうと、足が突っ張ってしまいますので、体重の逃げ場がありません。そのため、足に余計な負荷がかかってしまうことになります。これにより筋肉がついてしまったり、最悪、怪我をしてしまうことになります。
具体的な歩き方としては、
- 膝やふくらはぎに力を入れすぎない
- かかとから着地する
- 親指の先から離すことを意識して足を地面から離す
- 親指以外の指には体重がのらないようにする
を意識されると良いと思います。慣れるまでは辛いと思いますが、慣れてしまえば当たり前になります。
イメージが掴めない方は、以下の動画も参考にしてみてください。動画では歩き方の基本の基本が説明されています。
まずはコチラをマスターされて、できるようになったら着地と足を離すときの親指を意識されると良いかと思いますよ。
美脚で歩き方がキレイな女性ってつい振り返ってしまいますよね。
そんな脚と歩き方を同時に手に入れてしまいましょう。
その2 水分の摂りすぎ
水分を摂りすぎると、足がむくみやすくなり、代謝も血流も悪くなってしまいます。
なぜ足がむくんでしまうかというと、単純に体の中の水分量が増えてしまうからですね。普段、体の中に100しかない水分が120になると、20の分だけ太ってしまうわけです。
また、水分は重力の影響を受けますから、下に貯まりやすくなっています。
下に貯まる、つまり足に貯まるわけですね。そのため、下半身がむくんでしまいます。
そして、下半身がむくんでしまうと、血液もリンパも流れにくくなります。水分が増えている分、血管やリンパ管が圧迫され、流れにくくなるわけですね。
それによって、酸素や栄養素が体の中、特に足に流れにくくなります。また、代謝の結果、いらなくなった老廃物の回収もしづらくなりますので、結果として代謝が悪くなってしまうんです。
代謝が悪くなるとエネルギーが作れなくなりますから、足が疲れやすくなったり、熱が作られないことによって、冷え性になってしまったりと悪い効果マンサイです。
とはいえ、さすがに体もこのまま放っておくわけにはいきませんから、余分な水分を体の外に出そうとします。
尿や汗をかくことで、水分を出そうとするわけですね。これは大事な働きなのですが、残念なことに、水分と一緒にミネラルやビタミンなどの必要な栄養素も流してしまうんです。
ミネラルやビタミンは、代謝に深くかかわっているものが多いです。そのため、さらに代謝が悪くなるという悪循環を招いてしまいます。
とはいえ、水分は摂らなすぎると脱水症状などを起こしてしまい、危険です。
目安としては、1日とる水分の量は2.2リットル程度が良いと言われています。
ですが、あくまで個人差がありますので、一つの目安として覚えておいて頂ければ。
また、ここまで、水分をとりすぎた場合の悪影響を書いてきましたが、これは、際限なくガブガブと飲んだ場合の話です。
とりすぎないより、多少とりすぎるほうが健康には良いですので、ご自身の適量を見つけてみてください。
その3 体の冷え
体の冷え、というと冷え症をイメージされると思います。
冷え症にはさまざまな原因があり、ざっと思い浮かぶだけでも、
- 病期
- 筋肉が少ないため発熱量が少ない
- 月経前などのホルモンバランスの乱れ
- ストレスや急な温度変化による自律神経の乱れ
- 血流が悪い
などなどですね。
血流が悪いことで冷え症が起こりますが、冷え症によって血流が悪くなります。血流が悪くなることで、先ほど水分のところでもお話したように、代謝が悪くなります。結果として足が太くなってしまいます。
ホルモンバランスの乱れやストレス、そして病気といった原因は自分では解決できないものなのですが、それ以外については、多くは食生活の改善と適度な運動で良くなることが多いようです。
特に大事な栄養素はビタミンE。
ビタミンEの栄養機能食品としての効果は、
- ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です
抗酸化作用、すなわちアンチエイジング効果です。これはこれで嬉しい効果なのですが、それ以上に重要なのは、血流を良くしてくれる、という効果です。
医薬品メーカーの大手、エスエス製薬によると、
ビタミンEには過酸化脂質の増加を抑える作用があり、また血行をよくします。そのため、手足の冷え・しびれを和らげるなどの効果があります。
冷え症に悩み、薬を購入されたことがある方ならわかると思いますが、多くの医薬品にビタミンEが配合されていると思います。それは、上述のとおり、手足の冷えに効果があるからなんですね。
また、ビタミンEを補助する役割を持つビタミンCも多く摂ると効果的です。
食生活を改善し、適度な運動を行う。これってダイエットそのままですよね(笑)。
冷え症が改善されることで、いつの間にかダイエット。ついでにエイジングケアも期待できる、と良いことづくめです。冷え症にお悩みの方は、これを機会に、冷え改善とともにダイエットもしてみてはいかがでしょう。
なるべく体を冷やさないよう、夏場でも冷たいモノは飲まない、また、温野菜を食べるなど工夫をしてみましょう。また、デスクワークの合間に、足の血流を良くするため、ときどきさすってあげるだけでも効果はあると思います。
その4 足を組む
これも足の血流が悪くなる原因です。
足を組むことによって、血管やリンパ管が圧迫され、代謝が悪くなってしまいます。姿勢も悪くなりますし、骨盤にゆがみが生じてしまうこともあります。
足を組んでいると、確かに格好いいいのですが、女性らしはくないですよね・・・。
疲れてくるとついつい足を組みたくなるものですが、そこはぐっと我慢しましょう。
その5 塩分の摂りすぎ
ヒトの体は塩水で出来ています。
生理食塩水っていう言葉を聞いたことがありませんか?それはヒトの体と同じ濃度の食塩水のことなんですね。1リットルの水に9g程度の塩が入っている食塩水をイメージされると良いかと思います。
では、この塩分濃度が上がったらどうなるでしょう?
塩分の多い食事を摂ると、急激に塩分濃度が上がります。そうなると、体は塩分を薄めるために水を求めるんですね。つまり喉が渇くわけです。
そうすると、水分を多く補給することになり、「その2 水分の摂りすぎ」でお話した状態になりがちです。
そのため、まずは塩分を摂りすぎないことが重要になります。
また、塩分濃度が上がった状態で放っておくとどうなるかと言いますと。塩分は、細胞の外に多いミネラルです。
そのため、細胞の中から外へ水分が流れ出します。水は重力によって下に流れますので、どんどん足に水分が貯まっていきます。
すなわち、むくみが発生してしまうわけです。体液の塩分濃度が下がるまでこの状態が続きます。
水分をとってもとらなくても、結局むくんでしまうわけですね…。そのため、塩分を摂りすぎないことが重要になります。
ちなみに、日本人は塩分をとりすぎだと言われています。
海外と違い、日本の飲料水は軟水が多いためミネラルを補給できないんですね。そのため、調味料に多くの塩分が含まれています。結果として、塩分を摂りすぎてしまうわけです。
実際、『厚生労働省の平成25年 国民健康・栄養調査』によると、
- 推奨量:7.0g未満
- 20代女性がとっている量:8.6g
と、非常に多くの塩分をとっていることがわかります。
そのため、塩分に気をつけるだけでも、むくみが解消されるかもしれません。
ご自身がとっている塩分量を、一度チェックしてみてください。
最後に
足が太くなってしまう可能性のある5つの習慣について記載しました。
- 歩き方
- 水分の摂りすぎ
- 体の冷え
- 足を組む
- 塩分の摂りすぎ
思い当たる節があるようでしたら、それを改善することで、美脚を手に入れられる可能性がぐっと高まります。
上記のいずれにも当てはまらないようでしたら、足が太い原因は脂肪である可能性が高いです。まずは摂取カロリー < 消費カロリーを意識し、脂肪を落とすことから始めましょう。
ダイエットの難しさの一つに、痩せるときは上半身から、太るときは下半身から、というモノがあります。
体脂肪率は下がったけど足は太いまま…
なんていうことが起こってしまうのも、下半身痩せが難しいからなんですね。
また、リバウンドを繰り返していると、やはり下半身太りになってしまいがちです。そのため、ダイエットは長期目線で見ること、そして無理なく継続することが大事です。
ダイエットをやめたら、突然、足が太ってきた!なんていうことにならないよう、ご自身のペースでじっくりと痩せていきましょう。