L-カルニチンのダイエット効果は、
- 脂肪燃焼効果!?
デス!
L-カルニチンって何デス?
L-カルニチンは、アミノ酸から作られるビタミン様物質なのです。
ビタミン様物質っていうのは、ビタミンっぽい働きをするんですけども体の中で作ることができるので食事からとる必要がない子のことですね。
L-カルニチンはリジンとメチオニンっていうアミノ酸から作ることができるんですよ。ヒトの体の中では筋肉に多く含まれているのです。
この子の有名な効果はなんといっても脂肪燃焼効果ですね。
脂肪になりやすい長鎖脂肪酸をミトコンドリアっていうところに連れて行って、エネルギーに変えてくれる働きを持っているのです。余分な脂肪がエネルギーに変わりますので、脂肪はつきにくくなりますし、今ある脂肪も燃やしてくれるわけなのです。
ちなみにカルニチンには
- L-カルニチン
- D-カルニチン
の2種類があるのですが、脂肪燃焼効果があるのはL-カルニチンのほうですね。D-カルニチンは、L-カルニチンの吸収を邪魔したりする悪い子なのですよ。
L-カルニチンは昔から医薬品として使われていたのです。でも、脂肪燃焼効果がある!ってことがわかって以来、食品にも使われるようになりまして、今では数多くのサプリが出てますね。
ここまでをまとめると
- L-カルニチンはビタミン様物質
- リジンとメチオニンから作られる
- L体とD体があるが脂肪燃焼効果があるのはL体

食事からとる場合は、
- 羊のお肉
- 牛のお肉
などに多く含まれているようですよ。
L-カルニチンに期待できる効果って何デス?
L-カルニチンに期待できる効果をざっくりと記載しマスと、
- 不妊症改善などの医療的効果
- 脂肪燃焼効果
- ダイエット効果
- 疲労回復効果
です。
医薬品として昔から利用されてきたことは先ほどお話したとおりなのですが、不妊症改善や狭心症の改善など、多くの医療効果が認められている成分なのです。
でも、食品としての効果は実証がイマイチなようでして・・・。
先ほどお話したように、理論上は脂肪燃焼効果バツグンなのですけど、サプリなどからとった場合に効果があるかどうかは意見が分かれているようなんですね。
「体の中で合成でき、その量で充分足りているため外から摂取しても意味がない」、ですとか、「吸収率が半端ないため一定量以上とっても意味がない」といった意見が今は主流なようです。
なので、トクホ認定されている食品はありませんし、機能性表示食品にも1個も登録されていないんです。食品添加物としても利用はされていないようですね。
うまくコントロールして、ウエストだけ脂肪を燃やす効果や、足の脂肪だけを燃やす効果、なんていう食品を作ることができれば大ヒットしそうですけれど、なかなかそう上手くはいかないようですね。
どんどん研究して効果を実証してほしいな、と切に願うわけであります。
L-カルニチンの注意点って何デス?
普通に食事やサプリからとる分には問題ないようです。
ただ、妊娠中にサプリを利用する場合は安全性が確認されていないようなんですね。
赤ちゃんに何かあったらえらいことですから、妊娠中はL-カルニチンが入ったサプリは使用しないのが無難なようです。
授乳中については、適切な量なら安全なようですよ。
ちなみに、とり過ぎた場合の副作用としては、
- 吐き気
- 嘔吐
- 胸やけ
- 腹痛
- 胃炎
- 下痢
- 体臭がきつくなる
- けいれん
などがあるようです。
吐き気や腹痛は自分でもわかりますが、体臭ってイヤですよね(笑)。自分では気付かなくて、他人が気づいてるってこともよくある話ですし。しかも他人の体臭ってつっこみづらいじゃないですか。「アレ?今日ちょっと臭くない?」なんてはっきり言えないですよね。
L-カルニチンとってて、「臭くない?」って言われることがあったら、副作用だと思って中止するのが良いと思いますよ!(笑)。