
成分について少しずつ理解し始めましたので、ぼちぼちダイエット食品を見て回ろうと思っているのです。
いろいろと見ていると、
「GMP認定工場で製造してます!」
っていうキャッチフレーズを目にすることが多いんですよね。
そもそもGMPって何でしょ??
GMPとは?
Good Manufacturing Practiceの略なんです。
直訳すると、「医薬品製造管理および品質管理基準」のようですよ。
もともとはアメリカのアメリカ食品医薬局(通称:FDA)っていうところが1963年に定めた品質管理基準なのです。
品質管理基準ってなんだか難しいですよね。
平たく言うと、
「誰が作っても同じモノができるようにルール作りましょうね」
ってことなんですね。
アメリカが作ったGMPなのですが、他の国も「うちもやっとかなきゃ!」ってなりまして、GMPは各国に広がっていったのですよ。
当然、日本にもやってきてまして、日本では、
「医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準」
だったんですね。
最初は医薬品と医薬部外品だけが対象だったのですよ。
食品と医薬品の違いは下の図を参考にしてほしいのです。
水色のところだけが対象だったのですけども、健康食品がちょっとやばいぞ?ってなりましてですね。
そんなわけで、2005年から、「健康食品についてもGMP取得してくださいね」ってなったのですよ。
健康食品は上の図の左下から2番目の赤いトコにいる子ですね。
いわゆる、一般的に売られているサプリやダイエット食品などなどが健康食品になります。
食べものの中で、保険機能食品である、
については、国に認められていたり、国に認められている成分を使っていたり、国に申請していたりと、国からある程度認められた食品なのです。
対して、健康食品って特に国にしばられていないんですよね。
添加物などの使用については、国から認められたモノしか使っていないと思いますけども。
なので、せめて安全なモノを一定の品質できちんと販売しているかどうか、くらいはチェックしようということで、GMPが導入されたわけですね。
でも、「GMP認定された工場で作った商品以外は売っちゃダメよ!」っていうほど拘束力はないのです。
なので、買うかどうかは、買う側にゆだねられているんですね。
そんなわけで、厚生労働省からも、「GMP表示されている健康食品を選んでくださいね」っていうパンフが配られているのですよ。
とはいえ、知らない人も多いですよね。
私も調べるまでは知りませんでしたし・・・。
実際に配布されているパンフのリンクを載せておきますので、よろしければご参照くださいなのです。
さらなる混乱!2種類の表示が!?
GMPマークが表示されている、つまり、GMP認定の工場で製造されている健康食品を選べば良いことはわかったのです。
でも・・・?
GMPマークに種類が2個あるんですけども・・・?
これは、GMP認定するときに工場を検査する機関があるのですが、その検査する機関が2個あるからなんですね。
- 公益財団法人 日本健康・栄養食品協会
- 一般社団法人 日本健康食品規格協会(JIHFS)
下の、一般社団法人 日本健康食品規格協会については、マークに「JIHFS」って入ってるのでわかりやすいのですよ。
この2つの違いなんですが、一般的には、
- 公益財団法人 日本健康・栄養食品協会:比較的審査が通りやすい
- 一般社団法人 日本健康食品規格協会(JIHFS):審査が医薬品GMPに近く、厳格で通りにくい
って言われているようです。
とはいえ、どちらもGMPに関する基準はクリアして製造されていますので、他の健康食品に比べると安心できるのは確かなのです。
どうしても気になるようでしたら、「JIHFS」表示のモノを選んでおけば間違いないんじゃないかな、って思いますよ。
まとめ
GMP認定はとっていて当たり前、とっていなければちょっと遠慮しようかしら、な基準であることがわかりました。
健康食品は、
「それマジ!?」な効果や、
「ちょっと大げさじゃないかしら・・・」な効果を書いている食品がいっぱいあるのですよ。
成分について少なからず勉強した今だから言えることなんですけども。
昔でしたら、コロリとだまされていたんだろうな・・・なんてことも考えたりするのです。
きちんと製品にこだわるのでしたら、トクホや機能性表示食品を選ぶのがベストなのですが、健康食品にも良いモノはいっぱいあるのです。
良いモノを選ぶ際の最初の基準として、GMP認定を受けているかどうかはチェックするようにしたいですね。