
栄養機能食品って聞いたことありマス?
トクホに比べると知名度は低いデスよね。
でも、この子も使い方によっては、健康の強い味方になるのデスよ。
どういうものか、ざっくりとお話しすると、
「国のお墨付き成分を含む食品」
なのです。
栄養機能食品について
2001年から始まった制度なんデスよ。
結構、歴史がある制度デスね。
トクホにはわかりやすいマークがあったのデスが、栄養機能食品には、そういう目印はないのです。
食べ物の成分表示のところに「栄養機能食品」って書いてあれば、栄養機能食品なんデスね。
例えばこんな子デスね。
最近CMによく出ている「セノビック」です。
動画の左上のほうに、
「栄養機能食品:カルシウム、ビタミンD、鉄」
って書いてあったのわかりました??
これは、「セノビック」の
- カルシウム
- ビタミンD
- 鉄
が、国の定めた基準をクリアしてマスよ、っていう意味なんデスね。
ただ、トクホと違って、商品ごとに国に許可をもらっているわけではないので、トクホほどの効果は期待できないのです。
栄養機能食品がどんな位置づけなのか、ざっと図にするとこんな感じなのです。
国が、「この成分をこれくらいとれば、こういう効果が期待できる」って決めている成分を含んでいますので、効果にはそこそこ期待できるのです。
ではでは、どういう成分に、どういう効果が期待できるのかを見ていきましょう。
栄養機能食品に記載できる成分の種類と効果って?
栄養機能食品に表示できる成分は、
- ビタミン:12種類
- ミネラル:5種類
- 合計:17種類
なのです。
日本人はミネラル不足だって言われてマスから、積極的にとっていきたいデスね。
で、気になるお国が認めた効果なのデスが、ざっくり表にまとめるとこんな感じなのです。
(クリックすると拡大しマス)
簡単に効果だけを抜粋すると、
栄養機能食品に含まれる成分の効果“]
- 亜鉛:味覚や皮膚や粘膜を健康に
- カルシウム:骨や歯を健康に
- 鉄:赤血球を作る
- 銅:赤血球を作ったり酵素の働きを助けたり
- マグネシウム:骨や歯を作ったり酵素の働きを助けたり
- ナイアシン(ビタミンB3):皮膚や粘膜を健康に
- パントテン酸(ビタミンB5):皮膚や粘膜を健康に
- ビオチン(ビタミンB7):皮膚や粘膜を健康に
- ビタミンA:鳥目を防いだり皮膚や粘膜を健康に
- ビタミンB1:炭水化物を代謝したり皮膚や粘膜を健康に
- ビタミンB2:皮膚や粘膜を健康に
- ビタミンB6:たんぱく質を代謝したり皮膚や粘膜を健康に
- ビタミンB12:赤血球を作る
- ビタミンC:抗酸化作用と皮膚や粘膜を健康に
- ビタミンD:カルシウムの吸収を良くしたり骨を作るのを助けたり
- ビタミンE:抗酸化作用
- 葉酸(ビタミンB9):赤血球を作るのを助けたり赤ちゃんの発育を正常に
気になるのはやっぱり抗酸化作用デスね。
ビタミンCとビタミンEの抗酸化作用が気になるのです。
肌の酸化(サビ)を防いで、アンチエイジング!
ただ、とりすぎても副作用が出る可能性がありマスので、上限値はきちんと守るようにしましょう。
ちなみに、2015年4月に作られた食品表示法で、ちょこっと修正入ってマス!
修正点は、
- n-3脂肪酸を追加
- ビタミンKを追加
- カリウムを追加
- 下限値を修正
です。
健康が気になる方は要チェックなのデス!
栄養機能食品の注意点
栄養機能食品は、一つでも該当する成分があれば名乗ることができるのです。
国にいちいち許可をえないといけないトクホに比べると、やっぱり弱いデスよね。
また、効果が期待できるのは、あくまで一部の成分だけ、ということも覚えておいてほしいのです。
10個くらい成分があるうちの、1個だけ栄養機能食品の成分基準をクリアしていても、栄養機能食品を名乗ることはできます。
なので、どういった成分が不足しているのか?どういった効果がほしいのか?をよく考えてから、それに合った食品を選ぶ必要があるのです。
そこさえ気を付けていれば、足りない成分を補給するにはうってつけの食品デスから、生活の中にうまく取り入れていきたいデスね。