
最近新しくできた機能性表示食品よりも、よく名前を聞くのが、
- 健康補助食品
- 栄養補助食品
などなどです。
聞きなれた名前ではあるんですけども、そもそもこの子たちは、どういう区分なんでしょう?
そしてその効果はあるんでしょうか??
健康補助食品や栄養補助食品などについて
国が保健効果や健康効果を表示してもいいよ~って認めているモノは、保険機能食品って呼ばれてます。
2015年7月時点では、以下の4つがあるんですよ。
- 特定保健用食品(トクホ)
- 栄養機能食品
- 機能性表示食品
- 特別用途食品
特別用途食品は、妊婦さんや乳児、病気の方が対象の食品ですから、いったん置いておいて。
それ以外のお薬や食品を図に表すとこんな感じなのです。
で、健康補助食品や栄養補助食品はどこに含まれるかというと、左下の赤いところ、『健康食品』に含まれるんですね。
これ、どういうことかと言いますと、誤解を恐れずに言うと、
国は効果があるかどうか保証しませんよ
ってことなんですよ~。
もちろん食品のお仲間ですから、管理や製造方法などなどはきちんと国に見張られてると思うのですが、肝心の中身については、効果が保証されていないんですね。
そして、『健康食品』に分類されてる子たちについては、効果や機能を書いちゃダメよ!って決められてるんです。
なので、「脂肪燃焼効果!」なんて書かれていても、それが『健康食品』である場合、まったく信頼できませんし、そもそもそんなこと書いちゃダメ、ってことなんですね。
『健康食品』に分類されるのは、以下の6つがあるようですよ。
- 機能性食品
- 栄養補助食品
- 健康補助食品
- 栄養強化食品
- 栄養調整食品
- サプリメント
栄養機能食品の注意点
トクホであれば、国に認めてもらう必要がありますし、
栄養機能食品は国の定めた基準をクリアする必要がありますし、
機能性表示食品は国に届け出をする必要があります。
この中でもっとも簡単そうなのは栄養機能食品ですね。
でも、認められている成分が、ビタミン・ミネラル・不飽和脂肪酸と、ちょっと少ないんですよね。
表示できる機能も限られちゃってますし。
なので、次に簡単なのは機能性表示食品です。
どうやってその機能があるのかを証明した書類を国に提出するだけですから、簡単といえば簡単なのですよ。
2015年4月に始まったばかりですから、まだ食品数は少ないですが、続々と登録されていっているのです。
そうなると、それすらしていない『健康食品』は、本当に効果あるのかな?ってなっちゃいますよね。
サプリメントなどは体に入れるモノですから、できるだけきちんとしたモノを選びたいのです。
健康補助食品と機能性表示食品が同じ棚に並んでいたら、多分、機能性表示食品を選ぶ気がするのです。
国がすべてっていうわけではないですが、国に根拠を提示できない効果っていうのもちょっと怖いですよね。
『健康食品』の中には当然よいモノもあるとは思うのですが、これからは機能性表示食品の時代になっていくのかしら?なんてことを思うのデスよ。