
デキストリンっていうと、難消化性デキストリンを思い浮かべる方が多いと思います。
なんといってもトクホ認定されてますから~。
しかも登録されている数が異常ですよね。
トクホ商品の約3分の1が難消化性デキストリンなのです。
なので、どうしても難消化性デキストリンに注目が行きがちなのですが、そもそもデキストリンって何でしょ?
デキストリンって何デス?
デキストリンはでんぷんを分解したモノなんですよ。
でんぷんを、酸や熱、酵素などなどを使って分解すると、その途中にデキストリンができるんですね。
で、分解の仕方によって、いろんなデキストリンができるんです。
その中のひとつが、難消化性デキストリンなのですよ。
実はこの分解ってヒトの体の中でも行われていまして。
でんぷんを食べると、口の中の酵素がでんぷんを分解するんですね。
そうするとデキストリンが出来るのデスよ。
で、デキストリンがぐるーっと体の中をめぐって、最終的にはマルトース(麦芽糖)っていう二糖になって体の中に吸収されるんですね。
ではでは、デキストリンとでんぷんの違いを一言で言いますと、
大きさが違う!
なのですよ(笑)。
でんぷんのほうが大きくて、デキストリンのほうが小さいんですね。
デキストリンは小さいので、水に溶けやすいんです。
水に溶けやすいと、いろいろと使いやすいんですね。
調味料やスポーツドリンクなどなど。
先ほどもお話しましたが、でんぷんが分解されてデキストリンになります。
つまり、直接デキストリンをとると、分解する手間が省けるんですね。
なので、スポーツドリンクなどに使われるわけですね。
でんぷんに比べるとエネルギーに変換されるスピードが速いわけです。
デキストリンの効果って何デス?
これ!といった効果は特に見当たらないのですよ~。
難消化性デキストリンが人気すぎて、デキストリンは不人気なんですよねぇ。
ちなみに、難消化性デキストリンは、不溶性食物繊維でして、「おなかの調子を整える」、「糖の吸収をゆるやかにする」効果があるのデスよ。
一般的なデキストリンの効果としては、先ほどもお話しましたが、「でんぷんを分解する」っていう過程をすっとばせますので、
- 吸収が早い
- エネルギーになりやすい
というところでしょうか~。
ちなみに、副作用は特に見当たらないのデスよ。
もともと、でんぷんを食べると体の中でできるモノですし、それを考えると当たり前といえば当たり前なのですが・・・。
でも、糖質であることには変わりありませんので、とりすぎると太っちゃう可能性はありますねぇ。
炭水化物と同じように、とりすぎには注意しましょうネ。